渓流だった頃は、せわしなく大急ぎで流れ下ってきた水ですが、ここでは傾斜もゆるやかになり、ゆったりと流れています。上流で削られた山の石や砂が堆積して、広い河川敷や中州を形づくっています。川によって作られたこのような地形の上に、コリヤナギなどの河畔林や、ヨシやガマなどが繁り、その落ち葉や枯れた茎もリターとなって、さらに川へ栄養をを供給します。水は、分解されたリター、それを食べるバクテリア、生物活動の結果生じた窒素やリンを元に増えた植物プランクトンなどで濁って見えます。上流域に比べて、人間の眼にはきれいには見えませんが、こういう場所を好む生き物もたくさんいます。
河川中流
上流域に比べて、人間の眼にはきれいには見えませんが、こういう場所を好む生き物もたくさんいます。上流と違って流れがゆるやかなことも、こうした生物がすみやすい理由なのでしょう。このような河川中流域も、Wetlandです。
湿地の種類
(写真:佐々木美貴)