湿地の種類

 波当たりの強い岬の先などでは、砂や泥はあまり堆積せず、岩礁の海岸(磯)になっています。磯は潮が引くと直射日光にさらされ、生物にとっては厳しい場所です。関東地方の磯では、夏の干潮時に岩の上は50℃を越す高温になります! それにもかかわらず、磯には実に多様な生物がすんでいます。乾燥や高温にさらされる磯に適応することで、磯の生物たちは潮下帯の捕食者から逃れることができると考えられています。岩のくぼみや亀裂の中、石の下などは、高温と乾燥を避けようとするイソギンチャクや貝たち、ヤドカリやカニたち、ホシムシやナマコの仲間などでにぎわっていますが、フジツボは隠れ場もなしに岩の上で頑張っています。しっかりと蓋を閉じて、まるで化石のようですが、潮が満ちてくると蓋を開け、うちわの骨のような脚を出して、水中に漂うプランクトンや有機物を食べています。多様な生物でにぎわう磯も、Wetlandです。

(写真:松本里子)

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