1971年、イランのラムサールという町で、水鳥と湿地に関する国際会議が開催され、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択されました。採択された町にちなみ、「ラムサール条約」と呼ばれるようになったこの条約は、生物多様性に富んだ重要な湿地を世界各国が保全し、湿地のめぐみを賢明に利用していくことを目的としています。日本は1980年に締約国となりました。
なぜ湿地の保全に国際的な条約が必要かというと、水の循環を通じて、また渡り鳥や魚などの生物の移動を通じて、湿地が他の国・他の地域の生態系とつながっているためです。自分の住む地域の湿地を保全することは、この地球上の他の生態系を支え、ひいては私たち人間の生きやすい環境を保全することになるのです。
2007年10月現在、157ヶ国がラムサール条約に加入しています。